施工箇所：全面リフォーム

当初独立型だったキッチンをオープンにすることもご夫妻の希望でした。
『裏方の作業場』として隠してしまうのではなく『社交の場』としてオープンにしておくべきということでした。　
リビングルームの一部であるという感覚。
やはりキッチンは家庭の中心となる部分だと思います。
日々の食卓の準備はもちろん、親しい友人達を招いてのホームパーティーなどではキッチンには人が集まり、料理をしながらのコミュニケーションはとても楽しい。
機能的であることはもちろん、デザイン面でも品質の高さが要求される部分だと思います。
住居系のインテリアデザインで最も重要な部分のひとつです。

白金台の家
【お客様の声】
〈担当者より〉
今回の住み替えにあたっては、新築の物件も含めてかなりの数の高級分譲マンションを見てこられたというご夫婦。

しかし近年の新築マンションはみな似たり寄ったりであるようでした。低い天井、チープなインテリアデザイン、明るくなれば良いだけの照明、不必要なデコレーション... とても夫妻が希望するスマートで洗練されたイメージのものとはかけ離れたものばかりだったという。
そしてやっと見つけることができたのがこのアパートメントハウス。

築30年のRC造の建物3階で、専有面積156㎡と余裕の広さ。60㎡のLDK + 3BedRoomは２人の子供達の成長にも対応できる間取り。
内外部とも築30年という古さを感じさせるものの新築当時はファーストクラスの高級アパートで、立地や環境も抜群でした。

夫妻は内部を全面的にリニューアルしてここに暮らしたいということでした。
おしきせのインテリアではなく理想とする品質の住まいをつくりたいということでした。
港区白金台... しかもフルオーダーのインテリアデザイン... 普通これだけの立地条件で理想の暮らしを手に入れるには、かなりの費用がかかるはずです。しかしある程度築年数の経過したマンションを購入し内部を全面改装するという方法をとることによって、比較的少ない費用での住み替えが実現可能となりました。

インテリアデザインの計画にあたって夫婦から提示されたキーワードは『SIMPLE』『NATURAL』『CONFORTABLE』でした。上質な暮らしを求めるためのアイディアを数多く出し合い、ディスカッションを重ねてスタイルを絞り込んでいきました。結果的には『主張しないデザイン』『都会的なインテリジェンスをもつミニマムなデザイン』というところに落ち着きました。

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