横浜のヘアサロン

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• 全面リフォーム

お客様の声

〈担当者より〉
商店街から住宅地へと入った比較的静かな立地にオープンした美容室。
独立したばかりの2人組の若い女性オーナーが経営する新感覚の美容室です。
設計にあたっては『できるだけコストを抑えてほしいがデザインにはこだわりたい』など接客スペースに対する女性経営者ならではのこまやかな心使いやこだわりが随所に反映されたお店を作りたいとのご要望でした。
その背景にあるのがこの店舗のロケーションが美容室激戦区だということです。
新たに参入する美容室としては、地域の他店を一歩リードするのにふさわしいショップデザインが絶対不可欠であることは言うまでもありません。
施工前のこの建物は雑貨屋の店舗。
コストを抑えるために居抜きの旧店舗の部材をできるだけ再利用しようというアイディアが生まれました。
たとえばファサード....旧店舗のウッドデッキは結構カワイかったりするので木材の表面を削り落として塗り直す。壁のサイディングやフロントドアも一部改造して同様にリニューアル。もちろん塗装の質やカラーリングなど元の材質とは全く違う別物のイメージにフィニッシュされているので新店舗の空間デザインに旧店舗のイメージを持ち込んでしまうような悪影響はありません。
工期短縮にもつながるなどメリットも多くあります。
しかし床や天井などはそのまま再利用するわけにはいきません。
美容室の床材としての機能を満たさないものや物販店型の照明計画などはすべて新しく創り直さなければならないからです。

照明は特に重要です。
カット席周辺の平均的な照度を保ちながらミラーに映るお客様の顔が影にならないよう配慮するのは当然ですが、同時にお店の外からガラス越しに見る店内のイメージはとても重要です。
外から見た店内のインテリアが明るく清潔にそしてクリエイティブに見えるように計画されています。
壁面に彫り込まれた9つの丸い穴はディスプレイ棚も兼ねていますが、内部に間接照明を組み込むことにより強力なアイキャッチとしても機能しています。知らず知らずのうちに『ああ、あの壁に丸い照明のあるお店ね』みたいな外観上の特徴になっていたりしています。

こうしたデザインが、これから徐々に広がってゆくこのお店の評判に『プラスアルファの価値』を付加することができたら、この美容室のショップデザインがよい方向に機能していると言えるでしょう。